コロナウイルス

 世界でコロナウイルスが流行していることで、学校もお休みになり、子供たちも、保護者の皆様も大変なことと存じます。体調管理、お仕事、お子様の学習など、懸念が尽きないと思います。

 当教室も今回、休講の措置を取る前にかなり悩みました。学校よりもかなりの小規模であり、全教室大きな窓があり換気も十分行えること、また板書授業がないため、飛沫感染のリスクも低いのではないかと考えられることなどから休講しなくても良いのではないか、休講することによりご迷惑をおかけすることのほうが多いのではないか、など、ありとあらゆることを考えました。結果、休講することにしたのですが、出来る限りの対応はさせていただきたいと思い、全教室一人ひとり学習の取り組み方、メンタル面、進捗状況などを講師陣で確認、話し合い、家庭学習用のプリントを用意しました。

 これは白金校のプリントだけですが、3日間で3校分100人以上のプリントを用意しました。正直、通常授業よりも負担が大きく、後に肩凝り、首凝り、、と格闘することとなりました。(年だな・・・(+_+))

 受験科以外の生徒さんには、このプリント配布と今後の振替授業で対応させていただきましたが、受験科の生徒は通常どおり授業を行いました。教室の広さと人数を考えたときに十分安全が確保できるのではないか、また、受験科の生徒は弘文館算数教室での学びがすべてであり、ここでの学びがなくなると、中学受験に大きく支障をきたすことを考え、授業を行いました。

 少ない人数で寂しくもありますが、シーンとした中、皆よく頑張っています。この状況は東日本大震災後の授業を思い出します。

 当時は新浦安校、1校のみでした。新浦安は液状化現象でかなり打撃を受けました。教室の断水が1か月ほど続き、さらに計画停電で灯りまでもなくなり、、そんな中、窓の近くまで机を持って行き学習を続けました。皆で駅前までお手洗いを借りに行ったり、その帰りにアイスクリームやクレープを食べたり、楽しいこともやりながら、本当に頑張りました。その成果もあり、学力アップした生徒が多く、中学受験で良い結果を出すことができました。

 なので、今年もこの状況の中、前向きに考え、皆で頑張っていきたいと思います。

 明日からは、すべての授業を再開します。いろいろと不安はありますが、感染拡大防止対策を徹底して頑張っていきたいと思いますので、皆様今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

弘文館算数教室、白金算数スクール講師一同