究極のパズルを体験
このたび、緊急事態宣言が解除され、教室での授業再開が、そして様々な希望が見えてきました。これから、まだまだウイルスとの闘いは続きますが、前を向いてがんばっていけそうです。
3月末に、首都封鎖、ロックダウン、緊急事態宣言など、今まで聞いたこともない恐ろしい言葉が飛び交うようになりました。
家族経営の当教室は、あー終わったな、もうダメだ、何か月もつかな？など、不安しかなく、眠れず、抜け殻のような状態で数日間を過ごしました。しかし、ある日突然、やる気が出てきました。「○○○○ショー」（秘密(笑)）オンエアのお知らせのおかげですね(^^♪
それから、じゃあ教室が開けられない状態でどのように授業をしていこうか、と具体的に案を出していき、まず4月の映像授業製作が本格化していきました。この具体案を出していき、いろいろな条件に合うよう何が良いのか、決めていくこと。これは、まさに「パズル」です。
が、しかし、but、、、、地獄でした(´；ω；`)ｳｯ…
まず、京葉線に三脚を忘れ、蘇我駅まで行ってしまいました。往復の交通費と労力を考え、アマゾンポイントで再購入。ここで1日の遅れが発生。いざ、撮影に入ると、何をどうしていいのか、まったくわからず、1時間の映像を撮影するのに6~7時間かかり、その後、編集という作業でまた6~7時間。また、あー終わったな、もうダメだ、何か月もつかな？にプラスして、もう夜逃げしようか？（冗談ですよ・・）が加わりました。
映像授業の製作半ば、ゴールデンウイーク明けから、どうするのか、具体的に案を詰めていきました。また、これもパズルです。
そして、zoomを使い個別指導方式で授業を行うために、教材を構成し作成、それから、皆さまに受講の希望日時を選択していただき、シフトを組みました。これが、夏休みの日程選択の10倍いや、100倍強の作業でした。これぞ「究極のパズル」です。これは「○○○○ショー」のオンエアで乗り切ることができました(笑)
１講師4人まで生徒を配置していくのですが、同じレベル、同じ科目になってしまうと、子供たち皆が自分で考えて答えを出していく、ということが出来なくなるため、科目、レベル、受講回数を見ながら、シフトを組みました。永久名人レベルのパズル道場でした。
もう日程選択恐怖症で、夏休みはどうしようかな？と思っています(笑)AIに頼るか、若い頭脳に頼るか、かな？
私は、もう二度とやらない、と今は宣言しています。
このzoom授業は、とても良かったと思っています。
パズルだけでなく、算数MAX、読書作文、新聞講座、論理エンジン、そして受験科の理科社会、と日頃より学習できていた生徒がほとんどでした。やはり、目の前に講師の顔が見えるからなのか、一緒に学ぶ仲間たちにも自分の姿が見えるからなのか、自分で頑張って考える子供たちの姿を見ることができました。
しかし、ちょっとひと言・・・
保護者さまには、口を出さないように伝えておりましたが、少しだけいらっしゃいました。悪気がないのは、もちろんわかっておりますが、長い目で見たときに今、目の前にある問題を口出しして解けたとしても、あまり力にはなりません。そして、親御さんが近くにいないほうが子供たちはのびのびとして頑張って考えます。ご自身のことで考えてみたらおわかりになるかと思います。なにかを考えているとき、作業しているときに横に張り付いて見られていたら、どうでしょう。
学習環境を整えてあげることは大切ですが、お子様が学習しているときはソーシャルディスタンス、一定の距離を保ったほうが思考力が育ちます。答えを小出しに言ってしまう「ヒント」を与えたり、解いている最中に「それ違うよ」「どうしてそうなるの」などと言われたら子供たちは考えることが嫌いになります。よそ見や手遊びをしていても、そのときに注意するのではなく、また集中したときに褒めてあげればよいのではないでしょうか。低学年のお子様であれば、10~15分も集中してできれば十分です。そのあと少し、よそ見をしたり、ぼーっとしたりして、また考え出します。親御さんが思っているよりも、ずっと子供たちは本来考えることが好きなんですよ(^^)/
休校中のことを、だらだらと全て私目線で書いてしまいましたがm(__)m、本当にこのような状況のなか、応援していただきました皆様に感謝しております。たくさんの映像授業に取り組んでいただき、オンライン授業にもご協力いただき、ありがとうございました。そして日程選択の際にたくさんの方が多くの日時を選択してくださり、本当に助かりました。ありがとうございました。
このまま予定通り、教室の再開ができ、皆さまにお会いできる日を楽しみにしております。
また、休校になったら(￣д￣)、ん~また考えます。それでは、今後ともよろしくお願いいたします。
弘文館算数教室、白金算数スクール